AGA治療に用いられるミノキシジルには、頭皮に直接塗布する外用薬と、服用する内服薬(ミノキシジルタブレット)の二種類があり、どちらも薄毛の進行抑制や発毛促進に効果が期待できます。しかし、ミノキシジルの使用を中止した場合、外用・内服を問わず、薄毛が再発し、進行する可能性が高いという共通の注意点があります。それぞれの場合における中止後の髪の変化と注意点について詳しく見ていきましょう。 ミノキシジル外用薬の場合 ミノキシジル外用薬は、頭皮の血行促進や毛包への直接的な作用により発毛を促します。使用を中止すると、血行促進効果が弱まり、髪の成長をサポートする刺激が減少するため、徐々に発毛効果が失われます。数ヶ月で効果が消失すると報告されており、これまでの治療で得られた髪の密度や太さが徐々になくなり、薄毛が再び目立つようになる可能性があります。外用薬では頭皮のかゆみや赤みといった局所的な副作用が見られることがありますが、中止することでこれらの副作用は改善されることが期待されます。 ミノキシジル内服薬(ミノキシジルタブレット)の場合 ミノキシジル内服薬は、経口で服用するため全身に作用し、より高い発毛効果が期待できる一方で、副作用のリスクも高まります。服用を中止すると、全身の血管拡張作用が失われるため、頭皮の血行促進効果が低下し、髪の成長が止まる可能性があります。内服を中止すると3〜6ヶ月で効果が消失するとされています。外用薬と同様に薄毛が進行するリスクが高く、服用を開始する前の状態に戻る可能性も十分にあります。内服薬で起こりやすい副作用として、多毛症、心拍数の増加、むくみなどがあり、中止することでこれらの症状の改善が期待できます。 どちらのタイプのミノキシジルも、効果を維持するためには継続的な使用が必要です。副作用がひどい、または治療効果に満足したなどの理由で中止を検討する際は、自己判断でやめることは避け、必ず医師に相談しましょう。医師は、再発リスクや今後の対応について考慮し、減薬や他の治療法への切り替えなど、あなたに合った最適な判断をサポートしてくれます。